やる気を上げる方法
人生における様々な場面で
「成功」と「やる気」とは切っても切り離せない関係にあります。
現代社会に長い間生きていると、ある目的のため
指定されたタスクを、指定された期限内に達成することを要求される
と言った場面をかなり頻繁に、そして何度でも経験する事でしょう。
こう言った時、人間は自ら備わったやる気を100%近く使いこなせるタイプと
40%、 30%程度しか能力を引き出すことができないタイプに大概別れます。
彼らの違いは何なのでしょうか?
1つその根幹にある原因を挙げるとするならばモチベーションのコントロールできること。
すなわち「やる気について正確に理解し、意識的にうまく引き出す事を
可能とする方法を知っているか否か 」
これに尽きます。
そしてこれを理解し上手に活用できない人が大多数なのです。
悩むペン銀
学生だけど勉強のやる気が出ない、意識的にやる気をコントロールして効率よく勉強を進めたい
集中力を持続させることが苦手、いい方法があるなら教えて欲しい
本記事ではこういった疑問や思いに答えていきます。
記事の主な内容は以下です。
本記事の内容
目次
なぜやる気が出ないのか
まず、人間が物事に対してやる気が出ない前提として
2つのパターンが考えられます。
結果としてやる気が起こらない場合
本記事では主に①の場合に役に立つメゾットを提供します。
②のように他人など外部から行動を迫られた場合ですが
この場合でも一応別のアプローチから効率よく仕事をこなしていく方法が
ありますが、文字数が多くなってしまうため今回は扱いません。
別の記事にして紹介したいと思います。
とは言っても本記事はやる気を出す方法を紹介するものですので
記事の最後に紹介する方法をうまく利用することで
②の場合でも集中力を向上させることである程度やる気を引き出す
ことは可能でしょう。
本記事では人間の「心理面」および「健康面」の2つの観点から
学術的根拠に基づいたやる気が出ない理由とその解決策を提供して行きます 。
それでは見ていきましょう!
【思考面】
目的を理解していない&目標が数値化されてない
まず始めに、人は目的を理解していなければ、やる気が出ません。
そして数値化して目標を決めなければ良い結果は残せません。
高校時代の私の例をあげましょう。
センター試験の勉強をする上で国語の科目中でも
古文・漢文を勉強する必要が出てくることが分かりました。
高校生だった私は、「古文と漢文でだいたい100点中80点くらいあれば良い」
と思っていたので、結果として成績が伸び悩びました.
3年生の夏の頃には合計60点程しか取れていない状態で
大きく足を引っ張っていました。
しかし希望の大学に受かる為、センター試験で高い点数が要求されていたので
古文・漢文も合格ラインを超えなくてはなりません。
そこである手順を踏んだおかげで古文・漢文の成績を上げ、
希望の大学に合格することができました。
➡︎解決策
実行した事は、とてもシンプルで
です。
例えば成績が良くない時、古文・漢文でそれぞれ
50点中40点くらいあれば良いかなと漠然としていましたが
古文であれば
の4つの知識が求められることを理解し
これらについてそれぞれ
短文解釈 15点(満点)
文法問題 5点(満点)
和歌の解釈 8点(満点)
内容理解 14点
合計42点
構成で点数を取ることで合格点を越えることができると
計算しました。
実際に取り組むべき対象( 目的)を明らかにすると。
そしてその目的に必要な要件を数値化すること。
この2点を明確にすることで
今私はここで研究をすることができています。
目的を明らかにすれば自分か取り組まなければならない対象を明らかにできます。その対象をググルなり、参考書を取り寄せるなりするだけです 。
そして数値化された目標をもとに期限と自分の現在地から逆算して1ヶ月単位で
やるべき事を決めていくのです。
これをやるのとやらないでは天と地ほどの差が生じます。
もう一度まとめると以下の手順を踏む必要があります。
目的が理解できないのであれば
そもそもその勉強はするべきでありません。
これはあることを学ぶ上で時間を割く価値があるか
判断するための1つの指標とすると良いでしょう。
大きなゴールしか持っていない
多くの人にありがちなのは「大きなゴールだけ」設定して満足する。
ということです。例えば「プロのサッカー選手になりたい!」「海外で仕事がしたい!」「弁護士になりたい!」と言った、叶えると自分の人生が大きく変わるものがあるでしょう。
「大きなゴールを持つこと」を否定したい訳ではありません。むしろ「大きなゴールを持つこと」は成功する上でかなり大切で、大きければ大きいほど、それに比例して成功に触れるチャンスが大きくなり、その分人生に成功をもたらします。
「夢は大きく持て」とは成功者がこぞって口にするフレーズです。
しかしここで注意しなくてはならない事は
「大き過ぎるゴールだけ持つ事は危険である」という事です。
なぜなら目標はその大きさに比例して自らに同じ大きさのストレスをかけてくるから。
大き過ぎるゴールを持てば、必然的に高い理想を追い求める事となり様々な経験を得る事ができる反面、現状の自分と理想の自分との間に激し過ぎるほどの落差を感じ続ける事となり、やる気が出なくなります。
結果として多くの人はこのストレスに耐えきれず目的を達成せずに諦めていくのです。
一般的な人間の身体はストレスを長期間耐え続けるようにはできていません。
「大きな目標だけ持つ」という考え方はある意味かなり危険であり
目的を達成できないだけではなく、多くの人がそのストレスを放置し我慢する事で知らぬ間に体と心に深刻なダメージを与え手遅れとなってしまう事例が多々あります。
例をあげるとするならばオリンピック大会4制覇を成し遂げた
アメリカの水泳選手マイケル・フェルプス(Michael Fred Phelps)が目標達成直後、深刻なうつ病になった事が余りにも有名でしょう。
オリンピック優勝というとても大きなゴールだけを目指し、全てを捧げた彼は2008年に北京大会で五輪史上最多となる8個の金メダルを獲得しました。
アスリートとして誰もが認める輝かしい成功を手にしたと言えます。
しかしその大会直後、大麻を吸っている現場を写真に撮られており「何かから逃げ出したい、逃げ出そうとする時の手段だった」と後に語っています。
更に2012年のロンドン大会後には特に深刻で「水泳をしたくなかった。もう生きていたくもなかった」と後述しており、夢であったはずの大きな目標が彼の精神状態を崩壊させている事がわかります。
確かに精神を鍛える事で一時的に耐え凌ぐことは可能です。
「大きな目標の達成」のため、全てを捧げ、フェルプスのように自分に常に鞭を打つ事で目標を達成できるかもしれません。
しかしそのような事をすれば、心臓病、脳溢血と言った命に関わる健康面でのリスクが跳ね上がり
その他様々な観点から「成功状態をキープする事が困難である」と科学的にも、そして例に挙げたように成功者の体験からも証明されています。
では「高い目標を持ち」かつ「成功を手にする」にはどうすれば良いのでしょうか?そこに最適解はあるのでしょうか?
➡︎解決策
「目標は大きければ大きいほど良い」しかし「大き過ぎると身を滅ぼす」
これに対する解決策としての最適解は
「大きなゴール」と「小さなゴール」の2つを常に持つ
ということです。
どちらが欠けてもダメです。2つ同時に持つ事が重要です。
例えばアメリカの名門Duke大学で教鞭をとるDorie Clark
によると短期間の目標として小さなゴールを設定することで柔軟かつ迅速に新しい情報を収集することができ、かつその情報をもとに更に良い環境に自分の身を投下することができると述べています。
目的を達成するためには厳密な戦略が欠かせませんが
数年単位で設定する「大きなゴール」において、6ヵ月以上後の自分が取り組む必要のあるタスクを予測することは極めて困難です。
身の回りの環境の変化や優先順位の変化が起こっていることが考えられるからです。
故に彼女は6ヶ月を一つの区切りとして「小さなゴール」の設置を推奨しています。
この事で各ゴールごとにやるべき事を明確に洗い出すことができるのです。
小さなゴールは人生において定期的に達成感を与えてくれる魔法のボタンであり。大きなゴールを達成するまでの期間、やる気を継続させてくれるファクターとなりえます。
継続的に達成感を感じることで、大きなゴールを達成した後の達成感を抑える効果をもたらし、急激な精神変化を起こしにくくしてくれるのです。
【健康面】
睡眠時間を削っている
語り尽くされているであろう睡眠の重要性について言及しなければなりません。
良くない事に、4時間しか寝ていない、もしくは殆ど寝ないで頑張っているから凄いと勘違いしている人もいます。
確かに、4時間睡眠、それ以下で体が回復するショートスリーパーの人が存在することは事実で、それは生まれつきの体質からくるものです。
一般的な人間は6時間から8時間の睡眠を必要としており、テニスのスーパープレイヤーであるフェデラーは15時間も睡眠を取ることで知られています。
本当の成功者は自分にとって絶対的に必要となる睡眠時間を知っており
その時間だけは確保して作業に当たっています。
まずは自分にとって最適な睡眠時間を知ること
そしてその時間だけは絶対に確保すること
闇雲に睡眠時間を削ってがんばることは成功には繋がりません。
この2点を心に留めておきましょう。
集中力を支配する方法
1つ集中力をコントロールする方法について紹介しておきましょう。ポモドーロ・テクニックです。
これはよく知られた時間管理手法ですが、非常に効果があることを認められており
短期間で結果を出すことを要求される世界中のCEOもこぞってこの手法を活用しています。
ポモドーロ・テクニック
考案者はイタリアのコンサルタントFrancesco Cirilloであり、1980年の暮れに彼のオフィシャルウェブサイトで公表されました。
とてもシンプルなルールであり以下のような手順を踏みます。
このテクニックでは人間が集中できる時間は決まっており、かつ短いということに着目しており
時間を区切り休憩とセットとした1pomodoro(ポモドーロ)という単位で表すことで自分の作業量を明確にし
一日の計画を立てやすくすると言った狙いがあります。
さらにpomodoroという単位設定により
セットを積み上げて行くことで達成感を感じやすいという事が心理学的観点から言われており
メンタリストのDaigo氏もこのテクニックに共感し『自分を操る超集中力』で紹介しています。
専門家も承認済みの
実践する価値がある手法であると言えるでしょう。
まとめ
今回はやる気が出ない状況とそれを解決するための手法について
科学的根拠を織り交ぜ紹介していきました。
やる気が出ない理由は多岐に渡りますが
自分の個性にあったやる気向上手法は必ずあります。
そしてそれは貴方自身に過度なストレスを与えずとも
成功を引き寄せてくれる手法であるはずです。
意識的に自分の個性にあった方法を取り入れ
効率よく自らの目標を達成できるよう自己研鑽を積んでいきましょう。
今回は以上です。
ではでは
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